HPC-CMJ

「論文レビュー:ハングパワークリーンのパフォーマンスによって、ジャンプ、スプリント、および方向転換のパフォーマンスの違いを識別できるか?」

今回は初めて論文レビューをしたいと思います。

この論文は日本語なので簡単に読めますが、中学生や高校生は論文というものを読んだことが無いと思いますので、できるだけ平易な言葉および動画 を用いて完結にこの論文の内容をお伝えしようと思います。

※ 動画に関してはそのうち追記します。

※ また一部数値を見やすいように四捨五入したり切り捨てしたりしています。正確な数字が知りたい場合、リンクを参照してください。

「ハングパワークリーンのパフォーマンスによって、ジャンプ、スプリント、および方向転換のパフォーマンスの違いを識別できるか?」


この論文はジャンプ能力以外にも20mスプリント能力方向転換の能力も結果報告してくれていますが、自分はジャンプ力にしか興味が無いのでジャンプについて関わることのみ抜粋要約して記事にしています。

他のことも詳しく知りたい場合、上記リンクから論文を閲覧してください。

被験者の特徴

実験の対象となったのは、オーストラリアンフットボールのセミプロの選手29名

年齢:18歳~24歳

身長:170cm~180cm

体重:75kg~92kg

  • 見やすいように数値は小数点を四捨五入しています。

選手はみなスクワットやベンチプレスなどの基本的なレジスタンストレーニングに習熟しており、本実験のために週2~3回の頻度で4ヶ月間ハングパワークリーンの練習を行った。

ハングパワークリーンの定義

1. 被験者は立位で体の前にバーベルを保持した姿勢から始まる

2. 膝の上部までバーベルを下げることによって動作を開始する

3. 膝の上部から、上方に爆発的にバーベルを動かし、肩の高さでバーベルをキャッチする

この動画は非常にわかりやすいです。

カウンタームーブメントジャンプ

1. パワー測定のためにフォースプレートを使用

2. 手の反動を除去するためにグラスファイバー性の軽いスティックを肩の上で握った状態でジャンプ

3. 適度な深さまでしゃがみ、停止せずにできる限り高くジャンプ

4. 跳躍高はジャンプ時の速度から推計

動画の真ん中がカウンタームーブメントジャンプです。

論文では軽いスティックを肩の上で握ってジャンプしたようです。

統計分析

ハングパワークリーンと体重を割った値で高い方から順に並べ、上位14名を上位群、下位14名を下位群として分けた。 (被験者は29名いて、15番目の選手は結果から除外された。)

  • 例えばどくすくの体重は92kgで、ハングパワークリーン1RMは96kgなため、ハングパワークリーン1RM体重比は1.04(=96÷92)となり、上位群に相当する。
  • ハングパワークリーンの絶対値で比較するより、体重あたりのハングパワークリーンで比較するほうが意味があると報告されているため、ハングパワークリーンのMAXを体重で割っている。

結果

  • 数値は見やすいように小数点以下切り捨てしてあるところもあります。
  • 比較検討用にどくすくの結果も表にいれてあります。
  • どくすくのCMJに関しては軽いスティックを担いでジャンプしていません。(上記動画参照)

略語説明

  • HPC:ハングパワークリーン
  • CMJ:カウンタームーブメントジャンプ
  • PP:ピークパワー

考察

ハングパワークリーンのパフォーマンスが優れているアスリートの方が、劣っているアスリートに比べてカウンタームーブメントジャンプにおける跳躍高が優位に高かった。

ウエイトリフティングエクササイズを用いた14週間のトレーニングがジャンプパフォーマンスを優位に改善したという報告がある。

15週間のウエイトリフティングエクササイズ対パワーリフティングエクササイズの効果を比較し、ジャンプパフォーマンスに対してはウエイトリフティングエクササイズの方が有効であるという報告がある。

まとめ

・ハングパワークリーンのMAXが大きい群ではジャンプ力が高かった。

感想

これは上位群14名と下位群14名の比較であり、ハングパワークリーン1RM体重比が高ければ高いほど跳躍高が高いかどうかはわからない。一人ひとりのデータを比較して、ハングパワークリーンの挙上重量と跳躍高の相関関係をグラフにしてくれると嬉しかった。

というか全データを公開してほしかった。

この論文から言えることは、ジャンプ力が高い選手はハングパワークリーンの重量も高いということで、ハングパワークリーンの重量を伸ばせばジャンプ力が上がるといった話ではないことに気をつけたい。

しかし、どくすくの勝手な予想だが、ハングパワークリーンの1RMの重量が上がれば上がるほどジャンプ力は上がるのではないかと思っている。

そういった根拠のある論文を見つけたら紹介したいと思います。

最後に一言

オーストラリアンフットボール面白そうだけど、防具なしでこれは危なくないか。

2件のコメント

  1. こんな、スポーツもあるんですね
    小生が高校のころ、アメリカンフットボールの簡易版でタッチフットボールというのを体育の授業でやっていたのを思い出しました
    やはり、ジャンプ力を伸ばすためにハイクリーンをやるのは小生も有効だと思います。
    今、思い返してみても、ハイクリーンの強かったヤツは、垂直跳びも高く飛んでいました。
    脚を使った、しっかりしたフォームで練習すれば、必ずジャンプ力は伸びると思います。
    どくすくさん!応援してますよ!

    1. minamiさん コメントありがとうございます。

      ハイクリーンの挙上重量あげて、ジャンプ力アップ目指します!
      応援ありがとうございます!ダンク絶対してみせます!

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