スクワットのしゃがみの深さによる分類:5種類

2019年11月22日

まずは動画を御覧ください。

しゃがむ深さによる分類:5種類

浅い順に

  • クォータースクワット
  • ハーフスクワット
  • パラレルスクワット
  • フルスクワット
  • フルボトムスクワット(ATGスクワット)

となっています。

ひとつひとつ簡単に解説していきます。

クォータースクワット:Quarter Squat

スクワットの中では一番浅いのがこのスクワットです。

股関節も膝関節もほぼ曲げることはなく、一番楽です。

しゃがめばしゃがむほどきつくなるため、このスクワットが一番高重量を扱えます。

よく『へこへこスクワット』などと揶揄され、スクワッターからは「あんなのスクワットじゃない!」 と言われる嫌われもののスクワットでもあります。

しかし、以下の記事を参考にさせていただくと、クォータースクワット も実は有能なのでは?と思うこともあります。

#38 フルスクワットvsクォータースクワット。フルスクワットが良いとは限らない?

ジャンプ力を上げるためにはクォータースクワットも多少は取り入れてみる価値はあるかと思います。

ハーフスクワット:Half Squat

クォータースクワットとパラレルスクワットの中間です。

パラレルまで行かなければすべてハーフスクワットとなります。

これも中途半端なスクワットとスクワット界隈から言われることもありますが、ウエイトリフティング選手の中には積極的に取り入れている選手もいます。

実際にはボックスハーフスクワットといって、おしりにボックスを用意するのですが、重量はATGmaxの+10~30kgで行います。

これもATGスクワットmaxを伸ばす上で、実は有能だったりするのかもしれません。

ウエイトリフティング女子63kg級の松本 潮霞選手のボックススクワット200kg

パラレルスクワット:Parallel Squat

スクワットといえば基本的にはここまでしゃがまないとスクワットとは言わないかもしれない。

トレーニング初心者はまずはこの深さを目指してしゃがむべきだろう。

しかし、パワーリフティング競技だとこれでは浅いためなんというか中途半端な印象を受けてします。

どうせならフルまでしゃがむべき?

フルスクワット:Full Squat

パワーリフティング競技をやっている選手であれば、スクワットといえばこれです。

パラレルスクワットと比べるとそこまでバーベルの位置は変わっていなませんが難易度は段違いです。

僅かな差だがそこには大きな溝が存在します。

スクワットの重量を申告するならフルスクワットの重量を申告するべきかもしれません。

フルボトム/ATGスクワット:Full Bottom/ATG Squat

フルボトムスクワットまたの名をATGスクワット。

ATGスクワットとはAss To Grassでお尻が芝生に着くまでしゃがむということです。

(実際には床にはお尻はつきませんが・・・)

つまり、しゃがめるまでしゃがむということ。

限界までしゃがむ、それがATGスクワットです。

太ももの裏とふくらはぎが接触します。

ウエイトリフティング競技の選手は、競技特性上この深さまでしゃがんでトレーニングしていることが多いです。

どくすくもウエイトリフターにあこがれているため、ATGスクワットを採用しています。

限界までしゃがむって、やっぱりかっこいいですよね。

ベンチプレスは胸につける限界まで下げきる。

デッドリフトは背筋が伸びる限界まで上げきる。

じゃぁスクワットも限界までしゃがむべきでしょう。

※ パワリフ競技においてはフルスクワットで十分なのでここまでしゃがむ必要はありません。

まとめ

・しゃがむ深さによってスクワットは5種類に分けられる

・どのスクワットも一長一短がある

・トレーニング効果を考えてしゃがむ深さを選ぶべき

感想

しゃがめばしゃがむほど良いってわけでもありませんが、やっぱり限界までしゃがんだほうが個人的にはかっこいいと思ってしまいます。

だって、まだしゃがめるじゃん!なんでしゃがまないの?しゃがめよ!

って思っちゃいます。

ベンチプレスだって胸まで降ろさないとなんか気持ち悪いでしょう。

デッドリフトも最後に伸び切るまで上げ切らなきゃなんか変でしょう。

変なのは自分だけかもしれません。

最後に一言

一度ATGまでしゃがみこんだらその快感から抜けられなくなります(嘘)